いつもブログを見て下さる方。直接またはフェイスブックやメールでコメントをくださる方ありがとうございます。
先週のブログ(昨日の勉強会)で「もとのその一」のことを書きましたが、そのことについて詳しく聞きたいと言うご意見がありましたので書かせていただきます。
「稽古とは一より習ひ十を知り十よりかへるもとのその一」
これは、茶人・千利休が茶道の心得を詠んだとされる「利休百首」の中のうちの一首から引用したものです。
この百首は利休が作ったとされていますが、全首を詠んだものかどうかは不明とのこと。
解釈は人それぞれ違うと思いますが、私が持っている利休百首の訳にはこう書いてあります。
「稽古をするには一から二、三、四と順を追って十まで進み、その次には再び初めの一に戻ってまた二、三、四、五と順に進むのである。初めて一を習う時と十から元の一に戻って再び一を習う時と、その習う人の心は全く変わっているものである。十まで習ったからこれでよいと思った人の進歩はそれで止まってしまうのである」
こういうことを落語の世界に置き換えて話していたのを思い出し、治療の世界にも通ずるものがあると感じ、先週のブログを書いていました。
説明が足りず、すみませんでした m(__)m
今日も読んでいただきありがとうございます☺