先日、サッカーをやっている小学生の患者さんがいらっしゃいました。
当院の周りでも野球・サッカー・バスケットボールなどの少年団があるので、小中学生の子が度々来院されます。
今回は踵(かかと)の痛みです。
2~3年前から痛かったようで、アキレス腱の周囲の炎症?ということで経過をみていたのですが痛みが治まらず当院に来院されました。
年齢やスポーツをしているということもあり、シーバー病が疑われるため、いつもお世話になっている整形外科を紹介し受診してもらいました。
このシーバー病というのは「踵骨骨端症」のことで、小中学生のスポーツをやっている子どもがよくなるものです。
赤丸で囲まれている所がかかとの骨になります。
割れているように見えていますが割れているわけではなく「骨端核(こったんかく)」と言って分裂したように写ります。
だいたい15~16歳ぐらいに癒合して骨が完成します。
このかかとの部分には、足の裏の筋肉やアキレス腱が付くところなので運動すると負担がかかります。
また、野球やサッカーなどのスパイクは底が硬くて、下からの突き上げる力が強くなってそこに痛みが出るようです。
運動を控えることで治ることがありますが、今回は運動を続けるということもあり、足底板を作って負担を減らしていくという方法になりました。
当院でも、負担のかかる筋肉や痛んでいる経絡(けいらく)に沿って治療することにより、痛みが引く例もありますが、経過を見ながら必要なときは医療機関を紹介いたしますのでお気軽にご相談ください!
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